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1時間の早出

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昨日からとても疲れが出て、今朝も眠気が取れません。

明日は休みなので、なんとかあと1日持たせたいのですが…

凍る2歩手前くらいに冷たい水道の水で、顔でも洗ってきます。

 

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昨日の朝、出勤までまだ時間があり、のんびり朝食を食べていると電話がかかってきました。

普段こんな時間に電話があることはほとんどないので、間違い電話かと思いながら

スマホの画面を見ると、職場からです。

 

思わず座り直して電話に出ると、働いているときと同じく口調で

「お世話になっております、◯◯です」

と答えました。

 

用件は、『風邪で欠勤した人が何人か出て、人が全然たりないから1時間早く出勤して欲しい』と

いうことでした。

 

暢気に食事をしていましたが、出勤時間が1時間早くなると、その段階で即食事を終わらせ

身支度して出掛けなければ間に合いません。

 

しかし断ってしまうと、結局、断った状態の職場に出勤することになってしまい

気まずくなるでしょう。

逃げ道がなく、その場で承諾しました。

 

とりあえず食べていた物にラップをかけて冷蔵庫に突っ込み、照明のナツメ灯を点けて

猫缶を2缶くらい皿に出し、水を交換。

 

歯を急いで磨いたあと、ものすごく適当にメイクをするとバッグを持って家を出ました。

玄関のカギを閉めていると奥からニャーニャー聞こえてきて、すまないと思いながら

駅に向かいました。

 

出勤すると、なるほど、いつもより人が少ない感じです。

いつもは座席表に名前が無く、その場で空いている席に座っているのに

最初から表に名前があったのが新鮮でした。

 

土曜日のせいか、朝から電話はバンバンかかってきています。

相変わらず呂律が回らなかったりしながらの仕事ぶりでしたが、何とか8時間勤め上げました。

 

(今日はいつもより1時間早く出たから、1時間早く帰れるかな?)

などと少し楽しみにしていたのですが…

 

いつもオペレーター達に「残業してください」と言う係のSVさんが、いつの間にかやってきて

いつものように傍らにしゃがみこみ、目線を合わせながら

「すみませんが…」

と声を掛けてきました。

 

結局、一時間、残業してきました。

 

今日は電話が掛かってこないようなので、ホッとしましたが、これから風邪が流行る季節です。

またいつ何時、こういうパターンになるか…

 

朝、布団で惰眠をむさぼる愉しみも、しばし我慢するべきなのかもしれません。

 

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最後まで読んで下さって、ありがとうございました



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