動物病院から帰ってきてから、ずっと迷っていることがあります。
それは手術後の治療についてです。
選択肢は3つ。
・3週間に1度、半日かけて点滴をする
・抗がん剤を飲ませる
・何もしない
点滴にしても、飲み薬にしても、腎臓に負担がかかったり、骨髄が弱くなったり
下痢や不整脈の心配もあるとのこと。
点滴の場合は病院に行くストレスも加わります。
何もしなければ副作用はありませんが、寿命は短くなってしまうし…
次に病院に行く時までに決断しなければなりませんが、迷いが吹っ切れません。
どうしても副作用が気になります。
というのも、もうずいぶん前に両親共にがんで亡くなりましたが
その時の抗がん剤治療が、とても苦しいものだったからです。
父の場合は高血圧と吐き気がひどく、常に「苦しい」と口にしていました。
母の時は治療前、全く普通だったのが、抗がん剤を使い始めて1カ月くらいで
様子がおかしくなり始め…
言葉を話せなくなったり、点滴の管を外そうとしてはさみで切ってしまったり等
認知症のような症状が出てきたのです。
毎日それが目に見えて進行するので、がん以上に衝撃を受けました。
猫と人とは薬も違うし、一概には言えませんが、苦しいのは確かだと思います。
人ならそれが寿命を延ばすためだと頭で理解できるけれど、猫には分かりません。
人でも母のように分からなくなってしまうこともありますが…
どの選択肢が猫のためになるのか、ギリギリまで迷うしかない気がします。