いつまで経っても、何気に肌寒い札幌。
夜の帳が下りる頃になると、ついエアコンを点けてしまいます。
数カ所あった猫の寝床のうち、完全に上れなくなった場所の
クッションを洗って干しました。
昨日の朝はかなり身体がだるさが残っていました。
連日の寝不足のせいだと思われます。
動きにキレが無いまま、ゆるゆると働いてきました。
廊下の角にある4人部屋を掃除していると、おそらく階段の入り口辺りから
男性同士が話す声が聞こえてきました。
「いや、それは出来ないですよ。
時間的に無理です。
そういう約束で来てないから」
Y崎さんの声です。
だとすると、相手は課長さんでしょうか。
清掃の範囲のことでいろいろ揉めているようです。
私もたまにやらなければならない作業が追加されて、内心うんざりしつつも
了承する、といったことはあります。
基本的に作業は増えることはあっても、減ることはありません。
しかし、これはちょっと不味いかも…
Y崎さんは一旦辞めようとしたのを、無理矢理説得して残留してもらった人です。
あまり作業が増えたり、揉めたりするようなことがあれば、退職話が
再燃してしまいます。
そうなると、ただでさえ人が足りなくてギリギリのこの職場は破綻して
しまうでしょう。
支社から臨時の人が派遣されてくるか、残っている者で
Y崎さんの仕事を分担するか…
もしも分担と言うことになれば、勤務時間が1時間は延びるのが確実ですが
それは困ります。
猫がほぼ要介護のような状態になっていて、むしろ仕事を辞められるなら
辞めたいと思っているくらいなのに、仕事が長引くなんて…
ここは何とかY崎さんと課長さんの間で、事を穏便に済ませてもらわなければ。
少なくとも病室まで聞こえる声で揉めるのは、無しでお願いしたいところです。