下の弟が久しぶりに電話があり、売りに出していた元実家が
未だに買い手がついていないのが分かりました。
弟が新しい家に越してから、確か2年くらい。
古い家はてっきりもう売れたのだとばかり思っていました。
辺鄙な場所にある、古い、日当たりが悪い。
この三重苦では、なかなか売れないのも当然ではありますが
2年も売れずに放置されているとは。
「固定資産税が出ていくのがもったいないんだよねえ」
こんなことをこぼす弟。
更地にするにも、リノベーションで大改修するにも
150万以上かかる。
不動産屋が「こちらでリフォームするので」と現況引き渡しで
買い取るという値段は、希望価格から200万円以上も安い。
毎年の出費や、買い手が付かない現状に業を煮やした下の弟は
多少損をしても不動産屋に売りたくなっていた様子で、でも
奥さんからは
生まれ育った実家を勝手にどうこうしていいの?
ちゃんと兄弟に断ってからのほうがいいんじゃないの?
そんな風に叱られた様子。
ああ、そうか。
普通に幸せで、躾が行き届いた家庭に育つと、そういうことを気にするんだなあ。
うちはそうでもない、適当な家族だったので
奥さんの養子に入るために実家を出て行った上の弟と同じように
「あんまり気にせず、適当に処分していいから」
そう適当に答えておきました。
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