中心静脈カテーテルを入れる

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入院したその日から始まったのが、点滴という名の苦行。

どの看護師さんに当たっても、なかなか上手く刺さらないのです。

初回は左右の腕それぞれ3回ずつ計6回失敗して、ようやく点滴を受けられる有様でした。

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しかも普通は1度針が血管に刺されば次回からはその針を流用できるのですが

それが出来なくて、毎回新たに血管を探して注射していました。

でもそれは看護師さんの技量の問題ではなくて

私が太っていて元々血管が浮き出にくい体質な上に

脱水症状を起こしていて、血管そのものがペシャンコになっていたせい。

でも毎回これでは厳しいということで、腕の付け根近くの太い静脈から

心臓近くにある中心静脈に向かって管(カテーテル)を通し

そこに点滴を繋げることになったのです。

いろいろな機械が並んでいる部屋にストレッチャーで運ばれて

何か大きな機械の下に仰向けで寝かされました。

部屋には手術着のようなものを着た男女が数人います。

ふと右側を見ると、画面が2分割された大きめのモニターがあって

一瞬何か分からなかったのですが、よく見たら映っていたのは私の胸のエコー画像でした。

この画面を見ながらチューブを体内に通す仕組みらしいです。

自分の身体のエコー画像を見るのが初めてだったので

モニターを意識しながら呼吸をしてみると、ちゃんとその通りに肺が動くのが見えて

密かにちょっと感動していました。

しばらくすると左腕を消毒され、フワッと青い布のようなものをかけられました。

「麻酔をしますよ」と女性に言われて、一応心の中では覚悟したのに

滅茶苦茶痛かった…

点滴で失敗されるよりはるかに痛かったです。

皮膚の中を針で移動しながら数か所に刺しているようでした。

しかも私は麻酔が効きにくい体質なので

麻酔のあと「感覚はありますか」と腕をとんとん叩かれた時に微妙に感覚があって

結局3回に渡って麻酔を打たれることに…

その後はもう感覚も何もなかったのですが

10分もしないうちにカテーテルを通す作業は終わっていて

あっけない感じがしました。

頭を動かさないように言われたので、術中はひたすら真上のほうを見ていた目線を

「終わりましたよ」

の声とともに左腕の方に向けると、カテーテルを通す作業をした女性の手袋と

青いシートが意外と血に塗れていたので、内心ビビったのは秘密です。

これ以降、病院では血液検査以外で痛い思いをすることが無くなり

多少は入院生活が楽になりました。

ただめまいに関してはさほど良い兆候が見られず

ぼんやりとした不安に苛まれながら、ベッドで寝そべっているだけでした。 

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最後まで読んで下さって、ありがとうございました




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