仕事から帰ってしばらく窓を開けていたのは良いけれど、家の前で工事があったせいか
舗装というか、コールタールの臭いが部屋に入ってしまい
気になって、なかなか寝付けません。
換気もできないし、困ったものです。
小売店の職場にこの春に入った社員で、ちょっとおぎやはぎの小木さんに似た人がいます。
当初は接客があまりにもぞんざいで、この人大丈夫なのかと思っていたのですが
その後は徐々に慣れたのか、普通に接客が出来るようになっていました。
それが今日、私が仕事帰りに職場で少し買い物をして、レジを通してもらおうとしたら
レジが混んでいて、ちょっと待っていたのです。
すると店の奥の方にいた小木さんがパッと飛んできて、私の前に待っていたお客さんに
「お待ちのお客様、こちらへどうぞ」
と、実に明るく声をかけ、隣の休止中になっていたレジを開け
そのお客さんのレジかごをサッと運んで会計を始めたのです。
まあ、お店では当たり前の光景なのですが、以前が以前だっただけに
その朗らかな雰囲気に、ちょっと驚いてしまいました。
小木さんが普段いるカウンターは私のいる場所から遠いので、表情は読み取れません。
だからここまで変化しているのに気が付きませんでした。
もともと新卒で接客の仕事を選ぶくらいだから、今の姿が本質なのかもしれません。
人を色眼鏡で見たくないと日頃思っていたけれど、無意識のうちにやってしまっていたようで
自分の番が来て、お釣りを受け取りながら
ちょっと申し訳ないような気持が湧いたのでした。
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