陽が射し、ところどころに小さな白い雲が浮かぶ、青い空。
これが夜中に大雪を降らせたのかと疑ってしまいます。
一歩外に出れば、-5.8度の冷気が全身を刺して、それが間違いのない事実だと
気付かされるのですが。
朝、身支度をして、戸締りをして、いざ出掛けようと階段を降りると
新しい雪がどっさり。
マンションの正面玄関の扉の前に30㎝近く積もって、なかなか開けられません。
力任せに何とか押し開けたけれど、雪が深くて一歩を踏み出せず
玄関に置いてあった大きいスコップで30cm幅の道を作って、何とか歩道へ。
この段階でちょっと疲れてしまいました。
そんなこんなで、職場にたどり着くのも大変です。
私はいつも7~8分歩くところを10分以上かかりましたが、それは生易しい方。
普段は地下鉄で通勤しているT中さん以外、5時半に出勤するのが基本なのですが…
でも昨日まで自転車通勤をしていたY崎さんも地下鉄通勤。
S木さんは会社の車で課長に送迎してもらっているのですが
30分以上遅れて出勤しました。
S木さんは
「今まで課長に送ってもらって来てたけど、課長が腰が痛いだなんだで
なかなか思う時間に来れないからね、明日から地下鉄で6時半に来ることにした。
本人も『だったら俺は7時でいい』とか言ってたしさ」
などと言っていたので、雪だけが原因ではなさそうですが…
しかしこれでは、私以外の皆は6時半以降の出勤になってしまいます。
5時台に済ませないと都合の悪い仕事もあるのでは…と思っていると
「手術準備室とか看護師さんの更衣室はくるさん担当だから
私らは6時半でも別にいいからね」
とS木さん。
私はもともと早朝に済ませる場所を、最初からあてがわれていたようでした。
まあ、職場に一番近くに住んでいれば、そういうものかもしれないけれど…
雪国において、勤務先まで徒歩圏内に住んでいる従業員の使い勝手を考えたら
本人の希望はさておいて、そりゃ会社も配置転換するだろうな…などと
改めて思ったりもしたのでした。