今日も今日とて、いつものように病院の掃除をして帰ってきました。
いつもと違うのは、ある病室の入り口付近を背にして、床をモップで拭いている時
不意に背中の下の方の肉をつかまれたことでしょうか。
(えっ⁉)と思った瞬間、後ろから
「ヒャッ⁉」
と小さく叫ぶ声が聞こえました。
振り返ると、ベテランの看護助手さんです。
どこの病院でもそうかもしれませんが、うちの病棟の病室のドアの内側には
短いカーテンが下がっていて、室内が直に見えないようになっています。
仕事中は皆忙しいので、助手さんも急いでカーテンを開けようとして
私に気付かず、肉をつかんでしまったようです。
互いに笑って済ませましたが、つかめるだけの背肉があるのは笑い事ではありません。
ここの仕事に回された当時こそ、食べても食べても体重が減ったけれど…
途中から食欲が異常に出て、ある程度減ったところからピタリと瘦せなくなりました。
それでも運動量はそれなりに多いせいか、最近の体型はプロレスラーみたいな感じです。
やや太めなのに、鎖骨に水がたまるようになって、肩から上腕部はムキムキで
実用的な筋肉は付いてるけど、それなりに脂肪もあるという…
なんだかタガメ(虫)っぽい感じ。
全身運動をしているはずなのに、何故上半身ばかり筋肉が付くのでしょうか…
いや、多分、甘い物を止めて、ご飯の量を減らせばまた体重は減っていくのでしょうが
仕事中にスタミナが切れて、ぶっ倒れそうで、怖くてできません。
そんな言い訳をしながら、また冷凍庫からパキシエルを1本出してくるのでした。